SATA HDDにLEDをつなげてみたヨ!パート3その2

 サーバー機のHDDにLEDを個別に接続してきましたが、SATA電源ケーブル11番ピンの取り出し方がかなりマニアックな方法(10番、12番のGND端子を未接続のままとする)のため一般的にはあまりお勧めできるものではありません。nimanpo的には大丈夫だろうとは思っていますが一抹の不安はぬぐい去ることはできません。10番、12番を接続したまま11番ピンのみを取り出す方法が長い間思いつきませんでした。SATA電源コネクタハウジングとコンタクトピンも買ってはみたもののうまくいきませんでした(><)

 そんな中ある日面白いものを見つけました。SATAコネクタのオス-メスが接続しているカードです。用途としては5インチベイに装着するHDDリムーバブルケース等で接続するための部品として使用するみたいです。これなら加工して11番ピンのみを取り出せそうだなと思ったので今回試してみました。届いたのが↓

 上側のメスコネクタはHDDに下側のオスコネクタ電源ケーブルと信号ケーブルに接続することになります。電源側15ピンの写真の左から11番目のピンを取り出すことになるのですが加工のチャンスとしては下側と上側で2回試すチャンスがありそうです。精密ニッパーではんだ付けされたピン部分を切ってリード線をはんだ付けして加工しました。出来上がったのが↓

 はんだ付けした部分は熱収縮チューブで保護しました。反対側はqi(2550)コネクタメスピンを装着しました。加工後はテスターであたって10番、12番ピンには接触していないことは確認済みです。

 全部で4つ作成しました。どれも下側の加工でうまくいったので良かったです。

 ただ3番目だけはリード線をはんだ付けするときの熱で銅箔がはがれてしまったので、ホットボンドを盛って補修してます(^^;)。

 早速取り付けようとしましたが、Z9PlusのHDD取付部分はケースに対して水平横向きでセットするため、このコネクタカードを取り付けてしまうと長くなってしまいサイドパネルを閉じることができなくなってしまいます。このため空いている5インチ&3.5インチベイ(実際には5インチベイ3段分)にHDD4台を設置することにしました。昔買って少しだけ使用していたHard Disk Stabilizer x4(SCY-HDSX4)を使用してなんとかギリギリで設置できました。前回作製した接続基板に接続して試したのが↓

 無事にLEDはピカピカしました。これなら10番、12番はGNDにきちんと接続されているので気持ち的に安心できますナ。ただ1台¥1,000かかるしHDD取付にも寸法的に大きくなるのでお勧めできるかは正直微妙なところになります。システムバックアップ用に4TBのHDDも接続してますがこちらは今まで通り電源分岐ケーブルを加工して11番ピンを取り出して10番、12番は未接続の状態で使用しています。これでサーバー機を運用していこうかと思っています。

 どなたかこういった形で11番ピンのみ取り出したカードか一般的には11番ピンの信号を取り出してMOSFET(Pch、Nch)と3.3V、5Vと330Ωまたは470Ω程度の抵抗つけて2ピン出せばLEDを接続できるカードができそうですけと作ってくれないかなぁ。できるだけ小型とういか薄くして作れればなお良いですなぁ。