パート4への道

前回、前々回の記事でRocketRAID 2720と3.5インチSATA HDDにLEDをつなげてみていますが、LED接続基板的にはほぼ同じ考えでいけることがわかってきました。ただLEDのカソード(−)の先が通常3.3Vかかっていることになるので、順電圧が異なる赤と青といったLEDを一緒につなぐ時には供給電源を3.3Vと5Vに別々するとか、3.3Vでなんとかするとかいったことになってしまいます。パート1で試した時には3.3Vでなんとかする仕様ですが、見た目にピンクのLEDは他と比べ点滅が弱く(暗い)使用するのをあきらめています。
なのでもうちょっと色々なLEDが接続できて明るさも調整可能なようにするにはLEDを点滅させる回路とRocketRAID 2720やSATA HDDの出力(通常High、アクセス時Low)を分ける必要があると考えました。LEDの点滅は5Vを供給して電流制限抵抗を介してLEDをつないでGNDへ。そしてそのON/OFFのスイッチをRocketRAID 2720やSATA HDDのアクセス信号出力(通常High、アクセス時Low)とする方法です。アクセス信号をスイッチにしてLEDを点滅させるには・・・・・これも昔にやったことことに近いなぁ・・・・・トランジスタのベースに2720やHDDのアクセス信号出力を入れればいけるんじゃないかなぁと考えました。でもベース入力が0VでONだよなぁ・・・・・「トランジスタ スイッチ」で検索っと・・・・ここを見ると出力LowでE-C間に電流が流れるのはPNP型を使えばいいのか、この場合にはNPN型の2SC1815のコンプリメンタリの2SA1015を使うのがよさそうだなぁ・・・・・昔、2SC1815を使った時に一緒に買ったかも・・・・・部品箱をゴソゴソっと・・・・・ありましたッ↓

2SA1015GR。当時(3年前)は20個で¥100かぁ(現在は¥100/10個)。2SA1015を使用した回路ではベース電圧が(エミッタ電圧−0.6V)より電圧が高いと電流が流れないのかぁ・・・ここここを見るとエミッタ電圧を5Vとすると4.4V以下でエミッタ−コレクタ間に電流が流れてしまうのかぁ・・・ベースにRocketRAID 2720のA1やF1、SATA HDDの1番ピンの信号を直接つないでも3.3Vと0Vの変化だから常時ON状態でスイッチにならないなぁ・・・・・エミッタに3.3Vを入れて2SA1015をON−OFFしてこの信号(コレクタに流れてきた電流)をNPN型の2SC1815のベースに入れたら5VをON−OFFできるんじゃぁないかな・・・・・これが似ているかなぁ・・・・・ってなことでこんな回路を考えてみたっ↓

R1、R2、R3とも手持ちであるのが1k,3.3k,10k,33kなのでとりあえず10kΩでいいかなぁ・・・10kΩだと2SC1015へのベース電流は(3.3V-0.6V)/10000Ω=0.27mA、GRランクの最低Hfeは200倍だからE-C間電流は0.27×200=54mA、でもコレクタにも10kΩで(3.3V-0.2V-0.6V)/10000Ω=0.25mAの電流が2SC1815のベースに入ることななりそうだ(あっているかなぁ?)。0.25×200=50mAってことになるかなぁ?まぁ20mA以上あるから大丈夫でしょう。ブレッドボードでの配線図は↓

2回路分となっています。LEDへの電流制限抵抗は160→330Ωにしておきました。これだと(5V-2V)/330Ω≒9.1mAの電流となります。実際に試してみたのが↓

実際にRocketRAID 2720 A2-4,F2-4(channel8)にHDDをつないでディスクアクセスとSATAケーブル引っこ抜きテストをした動画がコレ↓

アクセス時、障害時共LEDがピカピカします。5V供給していますが、赤色LEDのカソードはGNDにつながっているのできちんと消灯します。これなら、色々なLEDをつないでも大丈夫そうです。
よし完成!と思いましたが、RocketRAID 2720で全配線をするには16回路分必要です。1回路でトランジスタ2個使うので、現在だと¥10×2×16=¥320、ブレッドボード上だと1回路で4列(行?)使用しますし、実際に使おうとするとヘッダーピンをつなげてLEDや信号線を接続しやすくすることも必要なので、手頃な大きさのBB-801だと4回路/枚程度になりそうです。16回路で4枚使用はちょっと大げさすぎな感じがします。それに正直言うとこの配線が結構めんどくさいのです(>_<)。老眼になってきたnimanpo的にはこれを16回路分作るのは楽しいけどしんどいのです(でもSATA HDDのアクセスランプ用に4台つなぐ程度は使えそうです)。
なのでもうちょっとスマートにならないものかと考え中です(実際にはここの記事等を参考にトランジスタアレイを使用しようと考え中)。

3.5インチSATA HDDにLEDをつなげてみたヨ!

梅も咲いて、ちょっと春の気配を感じる今日この頃です。
RocketRAID 2720を購入した当初、アクセスランプをつけたくて色々調べたときにSATA HDDの電源11番ピンにアクティブLED/スピンアップ制御の信号が出ていることを知りました。またその信号を取り出してアクセスランプをつけたいという要望も若干はあるようです。nimanpoも11番ピンの信号を取り出すことを昔考えましたが、その方法が思いつかず断念しました。ネット上でも同様のことが見受けられます。
海外では11番ピンを取り出したこんなケーブルが売られていたりしていますが、国内(秋葉原)では見たことがありません。しかし市販されている5インチベイ内臓のリムーバブルHDDケース等にはHDDアクセスランプがついており11番ピンの信号を利用して点滅させているようです。
前回の記事で延長用のSATA電源ケーブルをいじった時に「あっ、これなら11番ピンの信号が取り出せるかも」と思ったので、今回早速試してみます(ただしスピンアップ制御はできなくなります)。

秋葉原で購入したSATA電源延長ケーブル、Ainex WA-048SAB。これなら日本国内では入手しやすいと思います。SATA電源ケーブルは1〜3番が3.3V(オレンジ)、4〜6番がGND(黒)、7〜9番が5V(赤)、10〜12番がGND(黒)、13〜15番が12V(黄)となっているのが一般的です。

この延長ケーブルはメス側のコネクタ用ピンが差し込み式になっています。11番ピンがある右から2番目のケーブルを外してみるとピンの先端はフォークのように3本にわかれています。 ★注意★ ケーブルを抜くときに、コネクタの爪を精密ドライバー等で持ち上げないと抜けないのですが、爪のヒンジ耐性がものすごく弱いのでポッキリ折れてしまう可能性が大きいです。ゆっくり慎重に作業しましょう。折れてしまったらピンを元にもどした時に開いている角穴の上から2液硬化タイプのエポキシやホットボンド等を少量つけて絶縁しながら抜けないように止めましょう。

11番ピンはフォークの真ん中部分なので左右の先端部分はニッパー等で切り取ってしまいます。こうすることでGND出力だったケーブルを11番ピンの出力ケーブルにしてしまいます。

元に戻してコネクタを覗くと(左から1,2,3・・・の順です)、10番、12番ピンはなくなってHDDへ差し込んでも接続しないことになり、11番ピンの信号が取り出せるようになります。

出来上がったケーブルは11番のみの導通を必ず確認しましょう。ケーブルの反対側は11番ピンの線を適当なところで切って使用します。今回は秋葉原に行ったときに千石電商さんで2550コネクタのオスピンを見つけて購入したのでこれをつけました。

このピンを反対側に取り付け↓

nimanpoが秋葉原で色々なSATA電源ケーブルを見てきましたが、こういった加工ができるもの(端子が抜き出せるもの)はAinexさんのものだけのようでした。二股の電源ケーブルS2-1501SA、S2-1505SAも使用できると思います。黒のみのものもあり加工もできそうですが、間違える恐れがあるので使わない方がよろしいかと思います。
11番ピンから信号を取り出せるようになったのでLEDを取り付けたいと思います。最初にここへはどういった形で出力が出てくるのでしょうか?ネットで調べてみますと色々と出てきます。こちらこちらを見ますと通常は3.3V, HighでActiveの時は最大0.225V, Low のようです・・・あれっ?これって今までやってきたRocketRAID 2720のA1とほぼ同じではありませんか。更にここでは実際に11番ピンから信号取り出してLEDをつけています。またnimanpoの手持ちの5インチベイ内臓のリムーバブルHDDケースGroovy HDD-DOOR3.5BKにもPower LEDとアクセス LEDがついており、ケースの裏側は11番ピンからの信号がLEDへつながっています↓

更にこの基盤部分を拡大したのが↓

上側の2本の線は12VとGNDで12Vにチップ抵抗(102なので10×10^2=1kΩ)を介してでPower LED(青)へつながってGNDに戻ってきています。計算してみると(12-3)/1000=9mAの電流が流れることになっているようです。下側の2本の線は11番ピンの信号と5Vになっています。5V側にチップ抵抗(221なので22×10^1=220Ω)を介してアクセスLED(赤)へつながって11番ピンへ戻ってきています。これだと前回の記事同様に通常時に5V-3.3V=1.7Vの電圧がLEDにかかるので微妙に点灯する恐れがあり、実際このケースを使ってみるとやっぱり通常時に微妙に点灯します。計算してみると(5-2)/220=13.6mAの電流が流れることになっているようです。以上を考えて、配線図はこのようにしてみました↓
使用するLEDの順電圧が2V付近の時は、3.3Vを供給することにして、順電圧が3V付近の時は5Vを供給するように考えました。電流制限抵抗の抵抗値は3.3V時は75〜180Ω、5V時は150〜220Ωとしています(この辺りは明るさの度合いで適宜調整してください)。
実際に加工したSATA電源延長ケーブルを使用してこのようにつないでみました↓

現状3.5インチSATA HDDでは、3.3Vは使用しないので電源延長ケーブルの3.3V線(オレンジ)をコネクタから外してLEDの電源として供給して抵抗は160ΩLEDは赤色にしています。このHDDへファイルコピーを行った動画が↓

アクセス時に点灯を無事確認デス。またLEDを青色に変えてみた動画が↓

3.3V供給で160Ωで青色LEDなので流れる電流は計算上2mA程度ですが、光っているのは確認できます(使用できる範疇と思います)。
この方法だと10番と12番のGNDへは未接続となってしまいますが、GNDは共通で全てつながっていることが多いです。手持ちのHDDの電源GNDピンの導通をみましたが(4と10、5と12等)すべて導通してつながっているので未接続でも大丈夫かと思います。
ちょっと強引な方法なので一般的にはオススメできませんが、興味があればチャレンジしてください。本来はSATA コネクタスルーホールタイプのプラグとレセプタクルが簡単に入手できればしっかりしたものができそう?ですが秋葉原でも探せないのでここまでがいいところかと思います。

RocketRAID 2720にLEDをつなげてみたヨ!パート3

WHS2011PCに組み込んだRocketRAID 2720のRAIDが崩壊して色々ネットで調べているときにHigh PointさんのHBAのLEDの接続方法について
「Active/FAULT LED PIN Connector Standard (for HighPoint SATA/SAS HBA)」
という資料を見つけました。これを見ると、A1はActivity、F1はFault conditionを表し通常は3.3V, HighでActive/Failureの時は0V, Low だと書いてあります。nimanpoが気になったのは最後の2行です。「電流制限抵抗はHBAに入っていません。それなので、外部の電流制限抵抗を推奨します。」となっています。nimanpoが作ってきたLED接続基盤には電流制限抵抗を取り付けていません。特に今まで使用してきて問題は起こっていないし、nimanpoのRocketRAID 2720にはA1,A2,F1,F2の先には470Ωの集合チップ抵抗が接続されているし、作った頃に電流も測定してたので大丈夫かと思いますが、推奨されているように電流制限抵抗をつけたものを考えようと思いました。
この書き込みオープンコレクタ回路について調べてみて考えた回路図はこれ↓です。

もう単純に5Vを供給して電流制限抵抗を介してLEDを付けてRocketRAID 2720のA1,A2,F1,F2各ピンへ接続するといったものです。ブレッドボード上での配線図はこうしました↓

5Vを供給しており、A1,A2,F1,F2各ピンからは通常で3.3Vがかかっているので電圧差が5V-3.3V=1.7Vになります。このため、順電圧(Vf)が3V程度ある青、ピンク、白、電球色等のLEDでは電流が流れずLEDは光りませんが、アクセスや障害発生時はA1,A2,F1,F2各ピンは0VになりLEDには5Vかかるので電流が流れ光ることになります。一応、電流制限抵抗は150〜220Ωとしておきました。これはHBAには電流制限抵抗は入っていない場合(5V-3V)/150Ω=0.0133A=13.3mA〜9mA(220Ω時)の電流が流れる計算としています。実際に作ったものがこれ↓です。

今回は手抜きで検証するためなので4番目のピン(A1-4とF1-4あるいはA2-4とF2-4)に抵抗をつなげ、接続してみます。抵抗値は手持ちであった160Ωを取り付けています。実際にA2-4,F2-4(channel8)にHDDをつないでディスクアクセスとSATAケーブル引っこ抜きテストをした動画がコレ↓

アクセス側にはアイスブルー、障害側にはブルーのLEDを取り付けてあります。アクセス時、障害時共LEDがピカピカします。ただこれに順電圧が2V程度の赤色(黄色、緑色等)のLEDをつけると通常で1.7Vの電圧がかかっているため、微妙にLEDが点灯してしまうことがあります↓

赤色LEDをつけた時には左側のアクセス用のLEDは消灯していますが、右側の障害用LEDは微妙に点灯しています。このためこの回路に5Vを供給する場合は順電圧が3V程度のLEDをつなぐ必要があります。
順電圧が2V程度のLEDをつなぐ時には供給電圧を3.3Vにする必要があります↓
f:id:nimanpo:20140227212306p:plain
今のPC電源はSATA用に3.3Vの線(オレンジ色)があるので、SATA電源の延長用分岐用のケーブルを使って3.3Vを供給するかパート1パート2の様に3端子レギュレーターを使って5Vから3.3Vを作って供給することができます。またこの時に紹介したUSB延長ケーブルも今では売っているのを見ることもなくなりました。現状同様なものはココで入手可能です。30cmですが1本¥100なのでUSB延長ケーブルよりもお安いです。
延長用SATA電源ケーブル。オレンジの線が3.3Vなのでオレンジの線がついているものを購入しましょう(ペリフェラル4ピンからの変換ケーブルとかには3.3Vの線はありません)。

nimanpo的にはainexさんのWA-047SAB、WA-048SABケーブルが分解しやすいのでオススメしておきます(他のメーカーさんのはメス側の端子部分が分解できない)。実際につないでみたのが↓(電流制限抵抗は手抜きで160Ωのままです)

動作確認の動画が↓

こちらもアクセス時、障害時共LEDがピカピカします。
Highpointさんの資料の通りにしてみましたが、実際の電流値が気になったので5V供給で160Ω、青色LEDの時の電流値をテスターをつないで測定してみました。デジタルのテスターなので障害側の信号でテストしました↓

実際の電流値は3.26mAでした。これから抵抗値を計算してみると(5V-3V)/0.00326=613Ωとなりました。613Ω-160Ω=453ΩとなりRocketRAID 2720のA1,A2,F1,F2の先についている470Ωの集合チップ抵抗に近い値となりました。やっぱり470Ωの抵抗はきいています。となると160Ωの抵抗は大きすぎかなぁ?10Ω程度でも十分と思われます。それとも12V供給も考えているのかなぁ?。これだと(12V-3V)/470=19mAになりまが、面実装の抵抗なので定格電力も気になります。1/32Wとすると0.03Wで12V供給時の電力は(9^2)/470=0.17Wになるので焼けてしまいますね。5V供給時は(2^2)/470=0.009Wなので大丈夫と思います。RocketRAID 2720以外の製品はどうなっているのかちょっと気になります。
実測3.26mAですが明るさ的には問題なく認識できるので、この方法でもピカピカ可能かと思います。

TsSplitterでのtsファイル連続処理とタイムスタンプ変更

前回の記事でWHS2011PCのデータドライブをVVAULTで構成し直しましたが、年末から録り溜めてある録画用PCからの録画ファイルをWHS2011PCへコピーしないといけません。通常は録画終了後TvRockのコマンド処理でTsSplitterを用いてワンセグ部分を取り除いてWHS2011PCへ保存していますが、WHS2011PCをやり直している間はコマンド処理を切っていたのと、年末からの録画分もWHS2011PCへ移さないといけないのでWHS2011PCをあれこれしている間に録画用PCにUSB3.0接続の外付けHDDドライブを繋いでTsSplitterで一括処理を行おうとしましたが、TsSplitterGUIからは数個のファイルしか連続で処理ができません。ネットで調べると連続処理するバッチスクリプトがすぐに見つかりましたので、nimanpo用に一部変更して利用させてもらおうと試してみました(ありがとうございます)。
連続処理は問題なくいくのですが、処理をしたtsファイルの更新日時が処理をした日時になってしまいます(あたりまえですが)。ドラッグ&ドロップでtsファイルを投げて処理をするので処理をする順番はWindowsさんが勝手に決めて処理をしてしまうので更新日時でtsファイルをよくソートするnimanpo的にはちょっと困ってしまいました(>_<)。処理したファイルの更新日時を元ファイルの日時に変更する処理も一括でできないかなぁとネットで探しましたが見つけられなかったので今回作ってみました。
最初にタイムスタンプを変更するソフト探しです。コマンドラインからタイムスタンプを変更するソフトをここを参考にして探しました。どれでも使えそうなので最初にあった touch を使用することにしました(ありがとうございます)。
TsSplitter連続処理の部分はそのまま利用させて頂いてその後に元ファイルのタイムスタンプを取得しtouchを用いて処理したtsファイルのタイムスタンプを変更しています。元ファイル名を取得して処理をしたファイル名を作るのにうまくいかずちょっと苦労しました(ファイル名に&や%や!があるとwindowsさんがDOSコマンドと勘違いして大変でした)。たぶん大概はこれでうまくいくのではないかと思うので載せておきます。DOSコマンドについてはこちらを参考にさせて頂きました(ありがとうございます)。
「一括処理タイムスタンプ変更.bat」といったファイル名で任意の場所に保存します。このbatファイルにtsファイルをドラッグ&ドロップするだけでTsSplitterによる処理と処理したファイルのタイムスタンプ(更新日時)を元ファイルの日時に変更します。複数のtsファイルを選択してドラッグ&ドロップしても一括処理してくれます(あまりに数が多いとどっかに飛んでいってしまうようですnimanpoの環境では80個程度は大丈夫でした)。
-------------------------
@echo off

rem TsSplitter一括処理用&タイムスタンプ変更batファイル
rem 2014/02/11 by nimanpo
rem まとめてTsSplitter処理すると出力したHDファイルのタイムスタンプが処理を
rem した日時になってしまい、更新日ソート等ができなくなるので、出力したHDファ
rem イルのタイムスタンプを元ファイルの日時に変更する処理も入れ込んでみた。
rem
rem タイムスタンプ変更には
rem 「touch Ver.0.04 Copyright (C) 2005-2011 K.Takata」
rem http://homepage3.nifty.com/k-takata/mysoft/touch.html
rem を使用しています(ありがとうございますm(__)m)。
rem
rem ファイル名に"&"や"%"や"!"があるとDOSコマンドのためファイル名がおかしくなり
rem ファイル名を取得するのに色々と試行錯誤してこの形にしています。
rem 大概はいけると思いますが、ミスしたらゴメンナサイm(__)m


rem 使い方はこのファイルにtsファイルをD&Dする。

rem 複数ファイルドロップ対応

rem SETにあるTsSplitterファイルへのパスと、HDファイルの出力先を、環境に合わせて変更する必要あり。

rem touchのファイルパスを環境に合わせて変更する必要あり。

rem 処理内容

rem TsSplitter.exe でtsファイルからHDファイルを抜き出す。



SETLOCAL



rem TsSplitterの処理オプションをセット(適宜変更してね by nimanpo)

rem TsSplitterのパス
SET SPath="D:\R-TV\TsSplitter\TsSplitter.exe"

SET SParam1=-EIT

SET SParam2=-ECM

SET SParam3=-EMM

SET SParam4=-1SEG

rem 出力先を指定
SET SParam5=-OUT "D:\TV-REC"

SET SParam6=-BUFF 128

SET SParam7=-B25

SET SParam8=-WAIT2



rem touchの処理オプションをセット

rem touch.exeのパス

SET TPath="D:\R-TV\TsSplitter\touch.exe"

rem 出力先のフォルダー(先頭に「"」、最後に「\」を必ず入れる)
rem SParam5の-OUT "を削除して最後の"を削除して最後の\を入れる

SET TParam1=%SParam5:-OUT "=%
SET TParam1="%TParam1:"=%\

SET TParam2=-t



@echo %DATE% %TIME% TsSplitterHD 処理開始



:start

IF "%~1"=="" GOTO syoriend

IF NOT "%~x1" == ".ts" GOTO next



:syori

rem TsSplitter 処理

%SPath% %SParam1% %SParam2% %SParam3% %SParam4% %SParam5% %SParam6% %SParam7% %SParam8% "%~1"



rem touch用にファイル名やタイムスタンプをセット

SET FN1="%~n1"
SET FN1T=%~t1
SET FN1Date=%FN1T:/=%
SET FN1Date=%FN1Date:~0,8%
SET FN1Time=%FN1T::=%
SET FN1Time=%FN1Time:~11,4%
SET FN1DT=%FN1Date% %FN1Time%
SET FN1DT=%FN1DT: =%

rem 出力先のファイル名を作る
rem 出力後のファイル名はabc_HD.tsとかabc_SD.tsとかabc_cs1(100).tsになるので
rem _HDや_SDや_CS1(100)はワイルドカードとしてabc*.tsというファイル名にして
rem タイムスタンプを変更する

SET FN2=%TParam1%%FN1:"=%*.ts"

rem 元ファイル、タイムスタンプ、タイムスタンプ変更用ファイル名(ワイルドカード)表示

echo "%~1"
echo %FN1DT%
echo %FN2%

rem 動作が気になるならこれでポーズ
rem pause

rem touch 処理

%TPath% %TParam2% %FN1DT% %FN2%

@echo %DATE% %TIME% 処理完了 "%~1"

:next

SHIFT

GOTO start



:syoriend

@echo %DATE% %TIME% TsSplitterHD 処理完了

ENDLOCAL
-----------------------------


ついでにTvRockのコマンド処理も同じようにタイムスタンプ変更処理するようにしました。
こちらは上のバッチ処理の繰り返しや表示をしないようにしnimanpoの通常の環境に合わせたものにして「TS-TVROCK.bat」としてTvRock-TEMPのフォルダーに入れてあります。現在のTvRockコマンド処理は
-----------------------------
# 録画後処理(T1-T4)
TN:PUSHD \\ファイルサーバー名\保存フォルダー名
TN:NET USE
TN:DIR
TN:POPD
TN:NET USE \\ファイルサーバー名\保存フォルダー名
TN:DIR
TN:PING ファイルサーバー名
TN:TS-TVROCK.BAT "%1"
-----------------------------
となっていて
「TS-TVROCK.bat」の中身は
-----------------------------
@echo off

rem 2014/02/11 by nimanpo
rem まとめてTsSplitter処理すると出力したHDファイルのタイムスタンプが処理を
rem した日時になってしまい、更新日ソート等ができなくなるので、出力したHDファ
rem イルのタイムスタンプを元ファイルの日時に変更する処理も入れ込んでみた。

SETLOCAL

rem TsSplitterの処理オプションをセット(適宜変更してね by nimanpo)

rem TsSplitterのパス
SET SPath="D:\R-TV\TsSplitter\TsSplitter.exe"

SET SParam1=-EIT

SET SParam2=-ECM

SET SParam3=-EMM

SET SParam4=-1SEG

rem 出力先を指定
SET SParam5=-OUT "\\ファイルサーバー名\保存フォルダー名"

SET SParam6=-BUFF 128

SET SParam7=-B25

SET SParam8=-WAIT2



rem touchの処理オプションをセット

rem touch.exeのパス

SET TPath="D:\R-TV\TsSplitter\touch.exe"

rem 出力先のフォルダー(先頭に「"」、最後に「\」を必ず入れる)
rem SParam5の-OUT "を削除して最後の"を削除して最後の\を入れる

SET TParam1=%SParam5:-OUT "=%
SET TParam1="%TParam1:"=%\

SET TParam2=-t

%SPath% %SParam1% %SParam2% %SParam3% %SParam4% %SParam5% %SParam6% %SParam7% %SParam8% "%~1"

rem touch用にファイル名やタイムスタンプをセット

SET FN1="%~n1"
SET FN1T=%~t1
SET FN1Date=%FN1T:/=%
SET FN1Date=%FN1Date:~0,8%
SET FN1Time=%FN1T::=%
SET FN1Time=%FN1Time:~11,4%
SET FN1DT=%FN1Date% %FN1Time%
SET FN1DT=%FN1DT: =%

rem 出力先のファイル名を作る
rem 出力後のファイル名はabc_HD.tsとかabc_SD.tsとかabc_cs1(100).tsになるので
rem _HDや_SDや_CS1(100)はワイルドカードとしてabc*.tsというファイル名にして
rem タイムスタンプを変更する

SET FN2=%TParam1%%FN1:"=%*.ts"

rem touch 処理

%TPath% %TParam2% %FN1DT% %FN2%

ENDLOCAL
--------------------------------
てなところです。
録画用PCが起動している間はWHS2011PCも連動して起動しているので、TsSplitter処理も"\\サーバー名\保存フォルダー名"とネットワーク越しに行っています。touchでのタイムスタンプ変更も同様です。今のところはちゃんと動作しているようです。

ついにきた!RAID崩壊そしてVVAULTへ

お久しぶりの更新です。2週連続で雪が積もりました(*_*)が、ようやく道路脇にあった雪の塊もほぼなくなってきました。

2014年2月某日、ついに恐れていたことがやってきた。事の始まりは朝、WHS2011PCに障害が発生したことに気が付いた。RAID構成は前々回の記事から変わりなくWD30EZRX×8(3TB×8台)のRAID10になっています。その内の1台(channel6)のDiskに障害が発生した。
メインPCからリモートデスクトップでWHS2011PCに入りWebGUIからBEEP音を消してWHS2011PCを再起動させると同様に障害発生となるため、予備のHDD(WD30EZRX-1TBP)に交換してリビルドを開始した。リビルドには十数時間かかりそうだったので、WHS2011PCをスリープに入らないように設定変更(Lights-Out)して、そのまま仕事に出かけた。夜、帰ってくると今度はchannel5に障害が発生していた。

!Σ( ̄ロ ̄lll)  ピンチなnimanpo

WHS2011PCを再起動してもう一度channel6のリビルドをしてみても途中でchannel5が読めなくて止まってしまいリビルドできません・・・

!Σ( ̄◇ ̄lll)  超ピンチなnimanpo

channel5のHDDを取り出しメインPCに接続して「Western Digital Data LifeGuard Diagnostics - DLGDIAG for Windows」を起動してQUICK TESTを行ってみても・・・×FAILとなってしまいます。

ガ━━(゚д゚;)━━ン!! ショックなnimanpo・・・・・

現状のRAID構成はchannel1と2、3と4、5と6、7と8でミラーリングしているので、あっけなくRAID崩壊です。
リビルドはをあきらめました。(ノ_<。)シクシク(ショックでエラー画面も保存してない)
でもnimanpoの場合RAIDドライブには録画ファイルしか保存していないので、なくなっても大きな痛手にはならないのと今回は残しておきたい録画ファイルはお正月休みに別のHDDにコピーしたこと、年末からの録画ファイルは録画用PCに元ファイルが残っているのでほとんど影響はなかったのが救いです(お正月にコピーしといて、録画PCは録画保存ドライブが4TBでヨカッタ)。

さぁ気を取り直して再度、新たに構築し直しデス!
現在のRAIDを構成していた3TBのHDDは結構へたってきていると推測されるので新規にHDDを購入して構成し直すことにしました。Highpointのサイトにいって最新のRocketRAID2720のCompatibility List(Nov.22,2013)を見ると、価格的に買えそうなHDDはHGSTのHDS723030ALA640(いわゆるHGST Deskstar 7K3000 0S03088、7200rpmの3TB)ですが今ではちょっと古くて探すのも大変です。
最近は4TBのHDDも前ほど3TBのHDDとの価格差も大きくないので4TB×6台で構成することにしました。RAID用のHDDについて調べるとエンタープライズ用のHDDを使っておけ!ってことになるようですがnimanpo的には予算的に手が出ません(>_<)。なのでnimannpo的に手が出せそうな4TBのHDDを探してみた(普通はこんなところかと思うがどーなんでしょう)。
1.HGST 0S03357(HDS724040ALE640)デスクトップモデルでRAID組ならHGSTというのが定番のようです。でも市場在庫が少なくなってきているようです。ドスパラさんではH3IK40003272SAという0S03357の海外向けモデルを売っているようです。
2.WD WD40EZRX WD Greenの4TB今まではこのシリーズの3TBを使用していました。大容量デスクトップHDDでは定番モデル。レビュー記事はこちら
3.seagate ST4000DM000 もう一つの大容量デスクトップHDDでは定番モデル。レビュー記事はこちら。
4.WD WD40EFRX 2012年の夏頃から発売されたNAS向けのHDD。今やすっかりHDDのジャンルとして確立された感があります。昨年秋に4TBモデルであるWD40EFRXが追加されました(WD40EZRXもですが)。レビュー記事はこちら
5.seagate ST4000VN000 seagateさんのNAS向けHDD。NAS向けの4TBとしてはこちらの方が早く昨年6月に発売になっています。気になるWD REDとの比較記事はこちら

以上の中から今回購入したのは↓

WD WD40EFRX×6台
今後の入手性と前回よりもちょっとは壊れにくいんじゃないかと期待しての選択です。WD REDシリーズはGreenシリーズに比べMTBF1,000,000時間(Greenは公表なし)と使用環境が0〜70℃(Greenは0〜60℃)と10℃高いことに期待しました。
早速組み込んで、今回はRAID6で構築を試みたが、初期化が通りません(>_<)。クイックモードで初期化はできますが、そのあとベリファイがやっぱり通りません。RAID10でも同様で初期化が通りません。こちらはクイックモードの初期化→ベリファイはOKで使用可能となりました。でもちょっと不安定な気がして本格運用に踏み切れません(T_T)。またドライバーも最新のv1.4.13.320ではやっぱりスリープからの復帰でドライブを見失うというエラーが発生するためv1.2.12.424を使用しています。
どーしようかと考えた結果、RocketRAID2720でRAIDでの運用はあきらめて単なるHBA(ホストバスアダプター)として使用してDE(ドライブエクステンダー)代替であるVVAULTを使用することにしました。WHS2011PCには個人の使用であるのでアクセスが集中することがないのでアクセス速度がそれほど必要ではないこと。WHS2011を導入した頃はDE代替ソフトがどうなるかよくわからなかったのでRAID構築しましたが、2年半経ってVVAULTというすばらしい国産の仮想ストレージソフトがパーソナルユースでは無料で使用できるようになり、小規模オフィス向けに各NASメーカーさんでも組み込まれるようになっていて安心感があること。導入している方も多くいるので情報が集めやすいこと。RAIDはデータを複数ドライブに分散して書き込むので単一のHDDの障害が全データを消失する危険が常にあるが(プロに復旧を頼む手段はありますが)、VVAULTはデータを仮想ドライブを構成する複数のHDDの中にファイル単位で保存するので、単一のHDD障害がすべてのデータを損失するような事態にはならないのこと等から導入することにしました。
ダウンロードて使えるベーシックライセンスでは容量が大きすぎて使えないので、無料登録のパーソナルライセンスを取得し4TB×3を仮想化して残りの4TB×3をバックアップとして設定しました。バージョンは最新の6.1.1です。アドインを入れることでダッシュボードから操作可能となります。

今回はHDDも入れ替えたついでにRocketRAID2720を冷却するファンも長年の使用で起動時に音が発生するようになったので交換しました。今までは80mm角ファンをワイヤータイでくくりつけていたのですが、見た目が悪いのともうちょっとガッチリ取り付けたいので秋葉原で拡張スロットに取り付けるファンを探してきました。希望はRocketRAID2720のヒートシンクに風を当てたいので吹き付け用のものが欲しかったのですが、基本は吸出し用のものが多く売られています。そんな中、買ったのが

SS-NPCIFSTY8092
80mmと92mmのファンを1個取り付けられます。近くに特価で売っていた92mmのファンも購入し(特価の値札の上に更に値引きした値札が貼られていたのでnimanpoの元で回してあげようと思い)取り付けたのが↓

取り付けてみたが、これだと距離が長すぎてしまったので間の固定金具を取っ払って

↑この形にして取り付けました。

取り付けたところ。ファンはピンクに光ります。今度はガッチリ取り付けデス!


データーもバックアップから元に戻して、今のところ順調に運用できそうな感じデス!(^_^)vv
しばらくこれで運用していこうかと思っています。

WHS2011PCをちょっと更新その2

RocketRAID 2720の容量拡張は色々とありましたがなんとか出来ました。今回、色々とあった時にWHS2011PCの再起動に結構時間がかかるのでシステムをSSDに移行してしまおうと考えました。WHS2011は標準で160GB以上でないとセットアップできないので160GB以上のSSDにしようと思っていたら、秋葉原ではニコルさんが出没してSamusung SSDを割り引いているようで今週はソフマップさんに出現したようです。
840の250GB(MZ-7TD250B/IT)が¥11,800にキャッシュバックキャンペーンで¥2,000バックと実質¥9,800で250GBのSSDをゲットできるので土曜日に買っちゃいました。

レビューを見るとSSD 840シリーズは840 PROに比べWriteは遅いもののReadは同等(今なら価格差¥9,000)なのでWHS2011システムドライブとしてはいいんじゃないかと思っています。
移行はメインPCにWHS2011PCのシステムHDDを繋いで、EaseUS Todo Backup Free 5.0のPartition cloneを使ってSSDへ100MBのブート用のパーティションとシステムをコピーしました。コピーしたSSDをWHS2011PCに繋いで、UEFIで起動順番をSSDにして無事起動です。HDDのCドライブはディスクの管理でドライブを消して普段は見えないようにしました(SSDが壊れてもこれを復活させれば起動可能な状態にしておく)。

シャットダウンからの電源スイッチを押して「ログオンするにはCtrl+Alt+Delを押してください」が表示されるまでの時間(ストップウォッチ手動計測)。
HDD:88sec、SSD:65sec
 
WHS2011PCスリープ状態でメインPCからWOLさせて「ログオンするにはCtrl+Alt+Delを押してください」が表示されるまでの時間(ストップウォッチ手動計測)。
HDD:18sec、SSD:18sec
 
WHS2011起動後、メインPCからダッシュボードを起動して表示されるまでの時間(ストップウォッチ手動計測)。
HDD:49sec、SSD:16sec
 
起動やダッシュボード起動は早くなりましたが、スリープからの復帰は変わらずでした(これは予測通り)。
今回の一連の更新での消費電力は起動時の動画がコレ

電源スイッチを押して183Wまで上がりますが起動時110〜130W、起動後のアイドル時で80W程度、RAIDドライブ書き込み時103W程度となっています。

WHS2011PCをちょっと更新したら大変だった

前回の更新から8ヶ月、暑い夏デス!
WHS2011PCもトラブルなく順調に稼働してましたが、空き容量がちょっと気になりはじめました。現在のWHS2011PCの構成はこの時からADATAのSSDがなくなりRAID構成がWD30EZRX×6のRAID10になっています。
今回はRAIDのHDDのスペア用にタイ洪水前に買っておいたWD30EZRX×2を増設してついに3TB×8のRAID10にしてRocketRAID2720のポートを全て使うことにしました。
ただ今使っているケースZALMAN Z9PLUSにはHDDが10台(3TB×8とシステム用とバックアップ用に1.5TBが2台の計10台)乗せられないのでケースも更新です。ミドルタワー(高さ500mm程度)でHDD10台以上設置可能(3.5インチベイ+5インチベイが10以上)なケースを価格.comさんで探して候補に残ったのが、
SILVERSTONE SST-TJ04B-E ミドルタワーで8基の3.5インチシャドウベイと6基の2.5インチシャドウベイ、1基の3.5インチ/2.5インチ共用シャドウベイ、4基の5インチベイというまさにHDDたくさん搭載可能なケース。デザインもまぁ無難な感じです。(エルミタさんの記事AKIBA PC Hotline!さんの記事
ENERMAX Fulmo ST ECA3270A-BL 今年発売になった高い冷却性能とメンテナンス性を兼ね備えたミドルタワー型PCケース。5インチベイ×3、3.5インチベイ×1、3.5インチ/2.5インチシャドウベイ(共用)×8、2.5インチシャドウベイ(専用)×2で価格もお安め。水冷の240mmラジエターが搭載できるのが特徴ですが今回は関係なしです。(エルミタさんの記事
ほとんどSILVERSTONE SST-TJ04B-Eで決まりだったのですが、ヒートシンク付の3.5インチシャドウベイにHDDを逆さまに取り付けるのがなんとなく嫌だったのでENERMAX Fulmo ST ECA3270A-BLを購入しました。載せ換えた写真がコチラ。

RAID内のデータをバックアップした後、3TB×6→3TB×8へ変更です。WebGUIからLogicalに入りRAID10_0のMaintenanceに入りOCE/ORLM(OCE:Online Capacity Expansion オンライン容量拡張、ORLM:Online RAID Level Migration オンラインRAIDレベル移行)の欄をRAID1/0にしてOCE/ORLMボタンを押すと変更後のアレイ構成を設定する画面になるので全てのHDDを選択してCreateボタンを押すと変更開始です。19:40から変更開始して作業時間が26時間程度と出たので翌日そのままで仕事に行き帰ってくるとピーッとBeep音が鳴っていた。

WebGUIも見てみると

どうやらchannel3のドライブにエラーのようです。WebGUIでイベント記録を見ると9:20にエラーが発生したようです。しかし変更作業は続行中のためBeep音だけを消して(Beeper Mute)どうしようかと考えた・・・以前の導入時のテストのときにエラーが出たのを思い出し見返すとchannel3のエラーだった。HDDがやられたよりもポート自体のエラーの可能性が高いと思いドライブを外して再接続をして(電源ケーブルSATAケーブルを抜いて再度刺し直し)いたら、またピーッとBeep音が鳴り始めた。今度はchannel8がエラーとなった。
!Σ( ̄ロ ̄lll)  ピンチなnimanpo
ミラーリングのペア構成は1-2、3-4、5-6、7-8なので3と8channelがエラーとなっても作業は続行されている。channel8のHDDは今回増設したHDDなので購入から1年9ヶ月程経っているがほぼ新品状態(初期不良を確認したのみ)で故障とは考えにくい。HDDを外してメインPCに繋いでWD Data LifeGuard Diagnosticsでクイックテストを行ったがOKだった。ピンチな状況なので作業終了までそのままにしておきました(ダメになってもバックアップはとったのでなんとかなるとつよがっていた)。
夜中の1:30に変更作業は終了しchannel3と8のHDDを再度繋いで再起動するとリビルドの作業となって17:30にリビルド終了とようやく変更終了となりました。
次はこの際だからRAIDドライバーやWebGUIも更新しようと思いドライバーはv1.2.12.424→v1.4.13.320へWebGUIは2.1.5.13.0415へ更新しました。翌日の朝5時、またBeep音で目が覚めた。今度はchannel1,2,3にエラー発生だ!色々試すとスリープからの復帰でエラーが発生するところまではわかったが仕事へ行くので一時中断、夜にドライバーを元のv1.2.12.424へ戻す(ロールバック)とスリープからの復帰でもエラーの発生なし。ドライバーはv1.4.13.320の前にv1.3.12.1023があるのでそれにしてみると今度はスリープからの復帰でchannel1のみエラー発生となったのでnimanpoの環境ではv1.2.12.424が良いようです(ちなみにこのエラーで21:00から翌朝6:30までリビルドとなりました)。
変更作業終了後ディスク容量を見ると以前の9TBのままなのでディスクの管理画面でRAIDディスクのボリュームの拡張で増設した3TBの容量を増やして完成となりました。簡単に行けるかと思っていたのに色々巻き起こって大変でした。