ついにきた!RAID崩壊そしてVVAULTへ

お久しぶりの更新です。2週連続で雪が積もりました(*_*)が、ようやく道路脇にあった雪の塊もほぼなくなってきました。

2014年2月某日、ついに恐れていたことがやってきた。事の始まりは朝、WHS2011PCに障害が発生したことに気が付いた。RAID構成は前々回の記事から変わりなくWD30EZRX×8(3TB×8台)のRAID10になっています。その内の1台(channel6)のDiskに障害が発生した。
メインPCからリモートデスクトップでWHS2011PCに入りWebGUIからBEEP音を消してWHS2011PCを再起動させると同様に障害発生となるため、予備のHDD(WD30EZRX-1TBP)に交換してリビルドを開始した。リビルドには十数時間かかりそうだったので、WHS2011PCをスリープに入らないように設定変更(Lights-Out)して、そのまま仕事に出かけた。夜、帰ってくると今度はchannel5に障害が発生していた。

!Σ( ̄ロ ̄lll)  ピンチなnimanpo

WHS2011PCを再起動してもう一度channel6のリビルドをしてみても途中でchannel5が読めなくて止まってしまいリビルドできません・・・

!Σ( ̄◇ ̄lll)  超ピンチなnimanpo

channel5のHDDを取り出しメインPCに接続して「Western Digital Data LifeGuard Diagnostics - DLGDIAG for Windows」を起動してQUICK TESTを行ってみても・・・×FAILとなってしまいます。

ガ━━(゚д゚;)━━ン!! ショックなnimanpo・・・・・

現状のRAID構成はchannel1と2、3と4、5と6、7と8でミラーリングしているので、あっけなくRAID崩壊です。
リビルドはをあきらめました。(ノ_<。)シクシク(ショックでエラー画面も保存してない)
でもnimanpoの場合RAIDドライブには録画ファイルしか保存していないので、なくなっても大きな痛手にはならないのと今回は残しておきたい録画ファイルはお正月休みに別のHDDにコピーしたこと、年末からの録画ファイルは録画用PCに元ファイルが残っているのでほとんど影響はなかったのが救いです(お正月にコピーしといて、録画PCは録画保存ドライブが4TBでヨカッタ)。

さぁ気を取り直して再度、新たに構築し直しデス!
現在のRAIDを構成していた3TBのHDDは結構へたってきていると推測されるので新規にHDDを購入して構成し直すことにしました。Highpointのサイトにいって最新のRocketRAID2720のCompatibility List(Nov.22,2013)を見ると、価格的に買えそうなHDDはHGSTのHDS723030ALA640(いわゆるHGST Deskstar 7K3000 0S03088、7200rpmの3TB)ですが今ではちょっと古くて探すのも大変です。
最近は4TBのHDDも前ほど3TBのHDDとの価格差も大きくないので4TB×6台で構成することにしました。RAID用のHDDについて調べるとエンタープライズ用のHDDを使っておけ!ってことになるようですがnimanpo的には予算的に手が出ません(>_<)。なのでnimannpo的に手が出せそうな4TBのHDDを探してみた(普通はこんなところかと思うがどーなんでしょう)。
1.HGST 0S03357(HDS724040ALE640)デスクトップモデルでRAID組ならHGSTというのが定番のようです。でも市場在庫が少なくなってきているようです。ドスパラさんではH3IK40003272SAという0S03357の海外向けモデルを売っているようです。
2.WD WD40EZRX WD Greenの4TB今まではこのシリーズの3TBを使用していました。大容量デスクトップHDDでは定番モデル。レビュー記事はこちら
3.seagate ST4000DM000 もう一つの大容量デスクトップHDDでは定番モデル。レビュー記事はこちら。
4.WD WD40EFRX 2012年の夏頃から発売されたNAS向けのHDD。今やすっかりHDDのジャンルとして確立された感があります。昨年秋に4TBモデルであるWD40EFRXが追加されました(WD40EZRXもですが)。レビュー記事はこちら
5.seagate ST4000VN000 seagateさんのNAS向けHDD。NAS向けの4TBとしてはこちらの方が早く昨年6月に発売になっています。気になるWD REDとの比較記事はこちら

以上の中から今回購入したのは↓

WD WD40EFRX×6台
今後の入手性と前回よりもちょっとは壊れにくいんじゃないかと期待しての選択です。WD REDシリーズはGreenシリーズに比べMTBF1,000,000時間(Greenは公表なし)と使用環境が0〜70℃(Greenは0〜60℃)と10℃高いことに期待しました。
早速組み込んで、今回はRAID6で構築を試みたが、初期化が通りません(>_<)。クイックモードで初期化はできますが、そのあとベリファイがやっぱり通りません。RAID10でも同様で初期化が通りません。こちらはクイックモードの初期化→ベリファイはOKで使用可能となりました。でもちょっと不安定な気がして本格運用に踏み切れません(T_T)。またドライバーも最新のv1.4.13.320ではやっぱりスリープからの復帰でドライブを見失うというエラーが発生するためv1.2.12.424を使用しています。
どーしようかと考えた結果、RocketRAID2720でRAIDでの運用はあきらめて単なるHBA(ホストバスアダプター)として使用してDE(ドライブエクステンダー)代替であるVVAULTを使用することにしました。WHS2011PCには個人の使用であるのでアクセスが集中することがないのでアクセス速度がそれほど必要ではないこと。WHS2011を導入した頃はDE代替ソフトがどうなるかよくわからなかったのでRAID構築しましたが、2年半経ってVVAULTというすばらしい国産の仮想ストレージソフトがパーソナルユースでは無料で使用できるようになり、小規模オフィス向けに各NASメーカーさんでも組み込まれるようになっていて安心感があること。導入している方も多くいるので情報が集めやすいこと。RAIDはデータを複数ドライブに分散して書き込むので単一のHDDの障害が全データを消失する危険が常にあるが(プロに復旧を頼む手段はありますが)、VVAULTはデータを仮想ドライブを構成する複数のHDDの中にファイル単位で保存するので、単一のHDD障害がすべてのデータを損失するような事態にはならないのこと等から導入することにしました。
ダウンロードて使えるベーシックライセンスでは容量が大きすぎて使えないので、無料登録のパーソナルライセンスを取得し4TB×3を仮想化して残りの4TB×3をバックアップとして設定しました。バージョンは最新の6.1.1です。アドインを入れることでダッシュボードから操作可能となります。

今回はHDDも入れ替えたついでにRocketRAID2720を冷却するファンも長年の使用で起動時に音が発生するようになったので交換しました。今までは80mm角ファンをワイヤータイでくくりつけていたのですが、見た目が悪いのともうちょっとガッチリ取り付けたいので秋葉原で拡張スロットに取り付けるファンを探してきました。希望はRocketRAID2720のヒートシンクに風を当てたいので吹き付け用のものが欲しかったのですが、基本は吸出し用のものが多く売られています。そんな中、買ったのが

SS-NPCIFSTY8092
80mmと92mmのファンを1個取り付けられます。近くに特価で売っていた92mmのファンも購入し(特価の値札の上に更に値引きした値札が貼られていたのでnimanpoの元で回してあげようと思い)取り付けたのが↓

取り付けてみたが、これだと距離が長すぎてしまったので間の固定金具を取っ払って

↑この形にして取り付けました。

取り付けたところ。ファンはピンクに光ります。今度はガッチリ取り付けデス!


データーもバックアップから元に戻して、今のところ順調に運用できそうな感じデス!(^_^)vv
しばらくこれで運用していこうかと思っています。