LEDは点灯したが

 接続線の製作は無事終了し、難儀すると思っていた5インチベイのフタへの穴開けもピンバイスにφ1.5mmのドリルを取り付け穴を開けた後、φ3mmのドリルで穴を開けたら意外とあっさり手で開けられた。
 試しに配線してLEDを差し込んで点灯させてみた。
←上はピンク、下は青のLED
無事点灯し、しばらく見ていた・・・・・
ワ〜イ、ワ〜イ・・・キレイだなぁ、キレイだナァ・・・・・でもちょっと眩しいかなぁ?
いやいやこれは結構眩しくね?・・・・・これで10個も点けたら・・・・・
更に眩しくね?・・・・・結構ウザクなるかも・・・・・ど〜すっかなぁ?
なんか良い方法はないかなぁ・・・・・
 そうダッ!点灯をON/OFFできるようにスイッチつけよう・・・・・でも10個もスイッチつけたら5インチベイのフタはスイッチだらけだ(これはカッチョ悪いし取り付けも配線も大変だ却下、却下)。スイッチ1個で全部のLEDを一括ON/OFFできるようにしよう。だけど一括でON/OFFするって・・・・・ど〜するの?
 今度はスイッチについて調べた。身近にあるが色々と種類があった(勉強になるなぁ)。SPST(単極単投、1回路1接点)、SPDT(単極双投、1回路2接点)、DPST(双極単投、2回路1接点)、DPDT(双極双投、2回路2接点)程度までが一般的に使用されているようだ。やりたいのはDPSTが更に増えた10回路1接点のスイッチがあれば(シングル、ダブル・・・10番目はディカプルdecupleで結局DPST?)だがそんなスイッチはなくMAXで4回路(12P)のトグルスイッチまでであった。
 他に方法は?・・・リレー(継電器)ならできるんじゃね?と思い調べた。できそうだけど1個で2回路までだし、なんか用途が違うのではないかと思った(ヘッポコぶりを発揮です)。
 「LED スイッチ 回路」で調べるとトランジスタを使ってスイッチング回路を作れることがわかった。トランジスタってもっとすごいこと(ヘッポコ)するものかと思っていたがスイッチとしての使い方も一般的なようです。まだよくわからないけど、この方法なら一括でON/OFFすることもできそうだと思った。試してみようかな?段々と大変なことになってないかい?

2SC1815とブレッドボード

 トランジスタのスイッチング回路について更に調べた。LED点灯回路というかトランジスタのスイッチング回路というか電子工作用トランジスタの定番として「2SC1815」というトランジスタがあるようだ。2010年7月に新規設計非推奨になったようですが、まだまだ売っているようだしこれを使用した回路の説明がネット上には多くあるのでこのトランジスタを使用して「LED10個一括ON/OFF回路」を考えることにする。ただトランジスタなんてさわるのは中学技術でラジオを作った時以来だ。あの時は意味もまったくわからず設計図通りに半田付けして無事完成したっけ(遠い目)。
 トランジスタ「2SC1815」には増幅度hfeの違いでランクが分かれているとある。O:70〜140、Y:120〜240、GR:200〜400、BL:350〜700で一般によく見かけるのはYとGRランクのようだ。どうも出来上がった製品にバラツキがあってランク分けしているらしい(CPUのランク分けと同じですね)。
 いきなり「LED10個一括ON/OFF回路」を作る自信はまったくなかった(ヘッポコ)ので「ブレッドボード」を使って試してみようと計画した(便利なものがありますね)。
 また10月の某日に秋葉原にでかけ2SC1815-GR、ブレッドボード、ブレッドボード用ジャンパワイヤーセット、1/4W10kΩカーボン抵抗、同100Ω、160Ω抵抗、単3×2本電池ボックス、みの虫クリップ付きリード線、トグルスイッチ、LED光拡散キャップ(3mm、白)、ユニバーサル基板(72×47mm)、スペーサー(15mm、3mmネジ付き)×4個等を購入し、家に帰って早速1回路を作ってみた。

回路図

ブレッドボードで試す(電池で試したのでLEDは2Vで発光する緑)
 スイッチのON/OFFでLEDの点灯/消灯ができた。2SC1815のベースとエミッタ間にある10kΩの抵抗(R3)はスイッチを確実に切れるようにする抵抗のようです(プルダウン抵抗と言うらしい)。
 これを10個並べれば・・・LEDにつながる電源は「NA-911PCI」のJ1、J3の5Vを使って、各2SC1815のベースへ流す電源はPCの電源端子から5Vをとってきて、その間にトグルスイッチを挟めばスイッチON/OFFでベースに流れる電流を一括でON/OFFすることになるから「LED10個一括ON/OFF回路」になりそうだ。回路図とユニバーサル基板への部品のレイアウトとLEDの色の並びを考えよう。